Monthly Archives: 10月 2018

オドリコソウ

オドリコソウ

Lamium album L. var. barbatum

分類:オドリコソウ科オドリコソウ属

分布:北海道から九州

開花時期:3~6月

野原や空き地のちょっと湿ったところに生える,ヒメオドリコソウを大きくしたような感じの草です.花がまるで「すげ笠」をかぶって踊っている踊り子のように見えるので,「踊子草」と呼びます.なお,ホトケノザやヒメオドリコソウ,オドリコソウの種子には,「エライオソーム」と呼ばれるものがついています.エライオソームはアリの大好物です.そのため,種子はアリによってあちこちの巣穴へと運ばれていきます.アリはエライオソームを食べたあと,その残骸の種子をゴミとして巣穴から外へと捨ててしまいます.捨てられた種子はそこに根を張り,新たな命となります.

 

ムラサキサギゴケ

ムラサキサギゴケ

Mazus miquelii

分類:ハエドクソウ科サギゴケ属

分布:本州から九州

開花時期:4~6月

花の形や全体像はトキワハゼによく似ていますがトキワハゼより花が大型で,紫色が強めです.また,本種は匍匐枝を出して広がっていく多年草であるのに対して,トキワハゼは匍匐枝は出さない1年草です.

オオセンチコガネ

オオセンチコガネ

Phelotrupes (Chromogeotrupes) auratus auratus

分類:センチコガネ科

体長:12.4~22.0mm

分布:北海道,本州,四国,九州,対馬

発生時期:4~11月

林内の新鮮なシカ糞や放牧地の牛糞から見つかることが多く,馬・サル・キツネ・犬・人などの糞にも集まる.平地~高原まで幅広く生息し,8~9月にかけて個体数を増す.

オオチャバネセセリ

オオチャバネセセリ

Zinaida pellucida

分類:セセリチョウ科オオチャバネセセリ属

体長:17mm

分布:北海道,本州,四国,九州

発生時期:5~11月

ササ群落に生息するが,近年減少傾向にある可能性がある.

ハルジオン

ハルジオン  (外来種)

Erigeron philadelphicus

原産地:北アメリカ

開花期:4~8月

短命の多年草で,縁に小苗ができてそう生する.

戦前に関東地方に広がり,戦後西日本に広がった.