Monthly Archives: 10月 2018

クロヒカゲ

クロヒカゲ

Lethe diana

体長:26mm

分布:北海道,本州,四国,九州

発生時期:4~10月

多化性で,暖地では3~4回世代を繰り返す.

第1化は4月下旬~5月下旬より出現し,以後連続的に発生する.寒冷地では年1回の発生,ときに部分的な第2化を生ずる.

飛翔は敏活,または敏感だが,同じ場所に戻ってくる性質がある.好んで樹液に集まるが花には飛来しない.幼虫で越冬する.

クヌギカスミカメ

クヌギカスミカメ

Arbolygus kerzhneri

体長:6.3~7.1㎜

分布:北海道,本州,四国,九州,対馬

発生時期:5~6月

背面は淡い栗色でやや赤みを帯び,前胸背瘤状部の内縁に1対の黒点がある.寄生植物は,ナラ属に依存する.

成虫は西日本では5月に現れるが,北海道などの寒冷地では6月中旬以降に出現する.

カドマルエンマコガネ

カドマルエンマコガネ

Onthophagus lenzii

体長:60~12.0㎜

分布:北海道,本州,四国,九州

発生時期:5~10月

体は強く膨隆し,黒色で光沢があるが,上翅はやや光沢が鈍い.

放牧地の牛糞にもよく集まり,エンマコガネでは最優先種の1つである.

秋に新成虫が出現し,7~10月に個体数が最も多くなる,越冬成虫は5月中旬~8月下旬まで出現,繁殖期間が7月中旬~8月下旬で,新成虫は8月中旬から出現.

オオマグソコガネ

オオマグソコガネ

Aphodius haroldianus

体長:8.5~12.5㎜

分布:北海道,本州,四国,九州

発生時期: 4~7月

体はやや幅広い長卵形で,黒色.上翅は黒褐色~褐色で,光沢は強い.

放牧地の牛糞に集まる.

オオルリシジミ

オオルリシジミ

学名:Sijimiaeoides divinus本種は、シジミチョウ科に属し、翅を広げた大きさが3cmほどのルリ色をした草原性のチョウである。
全国的に生息地は限られ、九州亜種S. divinus asonisがくじゅう・阿蘇地域に、本州亜種S. divinus barineが長野県の一部にそれぞ
れ生息している。九州亜種については絶滅危惧IB類(環境省)、県指定希少野生動物(熊本県)に指定され、採集は法律により禁止されて
いる。成虫は年1化であり、4月下旬~6月中旬にみられる。幼虫はマメ科植物のクララの花芽のみを食べる。幼虫はアリと共生関係を持つこ
とでも知られる。IMG_0290
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