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琥珀を作ってみよう

~手作りのコハクを作ってみよう~

・琥珀について

琥珀とは、木の表面から出た樹液が長い年月を経た後に化石となったものである。木の表面から流れてきた樹液には粘着性があり、虫たちはその樹液に巻き込まれることで琥珀のなかに閉じ込められ、腐ることや壊れたりすることなく保存される。
こういった虫が入った琥珀「虫入り琥珀」と言われ、大昔を知るためにとても重要なものである。

琥珀は主に小さな塊状で産出され、色はほとんど黄金色〜金色に近い橙色をしています。稀に赤、緑、黒、紫色などが発見されることもある。
そもそも「虫入り琥珀」が見つかるのはとても珍しく、1000個に一個程度である。入っている虫はほとんどがハエで、そのほかにもアリ、コウチュウ、ガ、クモ、ムカデ、シロアリ、ブヨ、ミツバチ、バッタ、ノミなどが見つかっている。

      

・手作りコハクの作り方

○主な材料

レジン(エボキシレジン)(※お子様が扱う場合は保護者の同伴推奨)
・アクリル絵の具(色付け用)
・型
・混ぜる棒(割り箸など)
・ビニール手袋
・紙コップ
・昆虫(コハクの中に入れるもの、花などでも可)
・接着剤


○手順

1 レジンにアクリル絵の具を数滴たらして色をつける。

2 用意した型の3分の1まで流し込み、固まるのを待つ。
(固まるまで1日ほどかかる)

3 レジンが固まったら虫を入れ、接着剤で固定する。
(昆虫の形を整えるとよりキレイに見える)

4 虫が入りきるようにレジンを入れ、乾燥するまで待つ

5 型から外せば 完成!!(外れにくいときは冷蔵庫でしっかり冷やそう)

ぜひ作ってみてね!!

オオアメンボ

オオアメンボ
学名: Aquarius elongatus
分類: 半翅目アメンボ科
体長: 19~27mm
分布: 本州・四国・九州・対馬・天草・韓国・中国・台湾
時期: 4月〜10月
特徴:
背中には光沢がなく、黒色から黒褐色をしている。側面には銀灰色の毛が帯状に生えている。雄の中脚は長く、後脚の胴からの長さは体長以上となる。長翅型のみ池沼、止水域の緩流に生息し、日陰となる水面を好む。