オオフタホシマグソコガネ
分布:北海道,本州,四国,九州
発生時期:3~12月体色は光沢のある黒色で上翅は主に黄色で中央より後方に黒紋をもつ.前胸背板は大きな点刻を呈する.放牧地のなどから見つかることが多く,新鮮な牛・馬などの糞に集まる.
平地~低山地にかけて生息し,放牧地以外では稀,春・秋に個体数を増す.
オオルリシジミ
Shijimiaeoides divinus asonis
体長:20mm
分布:熊本県,長野県
発生時期:5~6月
シジミチョウ科に属する草原性のチョウで,成虫は1年に1回,5月からの発生で,5月上旬から6月上旬にかけてマメ科の植物であるクララの若い花芽(蕾)に産卵を行う.孵化した幼虫はクララの花芽のみを摂食し,6月下旬までには地中に移動し蛹で越冬する.
国内では,熊本県の阿蘇地域に生息する九州亜種と長野県の一部の地域に生息する本州亜種の2亜種のみが確認されている.
ジョウカイボン
Athemus suturellus
体長:14.0~18.0mm
分布:北海道,本州,九州,四国
発生時期: 4~8月
触覚が長く,スマートな体型の茶色い甲虫.
林の周辺や草原など,様々な場所で見られ,個体数も多い.
葉に止まっていることが多いが飛翔力が高く,よく飛び回る様子が見られる.
エビイロカメムシ
Gonopsis affinis
体長:14mm~18mm
分布:北海道~本州,四国,九州
発生時期:4~10月
頭部は三角形状で,その先端は尖る.比較的大型で扁平な体を持つ種が含まれる.エビイロカメムシ属は,日本では1種しかいないが,多くの種が樹木の樹皮上で生活すると推察されている.主にイネ科の汁を吸う.
ウスチャコガネ
Phyllopertha diversa
体長:7.0~9.5㎜
分布:本州,四国,九州
発生時期: 4~6月
体色は主に黒色であるが,上翅は黄褐色~黒色,雌では前胸背板,尾節板,腹部腹板が黄褐色となる型が認められる.
草本がまだらに生える環境や,草丈の比較的低い草本で構成される環境に見られる.成虫は低い場所をハチのように飛翔する.