阿蘇の動植物を守る!
○熊本(オオルリシジミ)と湘南(ギフチョウ)
本プロジェクトではオオルリシジミを初めとした阿蘇の希少動植物を不法採集者から守るため、パトロール活動を実施している。ここでは、熊本と湘南の活動を紹介する。
~活動紹介(熊本)~
阿蘇の草原は昔から野焼きや放牧、採草など、人の営みによって草原環境が維持されてきた。そのため、阿蘇の草原には草原性の希少な動植物や大陸が陸続きであったころに定着した種が数多く見られる。このように、阿蘇の草原は生物多様性に富んでおり、希少な動植物が数多く存在している。
珍しい動植物は一般的に個体数が少ないことが多いが、その理由としては、草原や涼しい気候にしか暮らせないといった特定の環境にしか住めないことが挙げられるためである。このような動植物を不法採集者が採集してしまうと、絶滅する恐れがある。そこで、本プロジェクトではオオルリシジミを初めとした希少動植物を不法採集から守るため、阿蘇地域でのパトロールを実施している。
~活動紹介(湘南)~
阿蘇地域ではオオルリシジミなどといった希少な動植物が数多く存在しているが、湘南も同じように、希少な動植物が存在している。その中でも湘南はギフチョウを保護する団体の活動のお手伝いを行っている。
ギフチョウは準絶滅危惧種に指定されており、神奈川ではかなり希少である。
ギフチョウを不法採集者から守るためのパトロール活動のお手伝いを行っている。また、近年では保護活動を行う方々の高齢化も進んでいるため、学生の力で盛り上げていきたいと考えている。