Category Archives: 昆虫図鑑

オオアメンボ

オオアメンボ
学名: Aquarius elongatus
分類: 半翅目アメンボ科
体長: 19~27mm
分布: 本州・四国・九州・対馬・天草・韓国・中国・台湾
時期: 4月〜10月
特徴:
背中には光沢がなく、黒色から黒褐色をしている。側面には銀灰色の毛が帯状に生えている。雄の中脚は長く、後脚の胴からの長さは体長以上となる。長翅型のみ池沼、止水域の緩流に生息し、日陰となる水面を好む。

南阿蘇西小学校で草原環境学習を実施しました!

10月13日(火)に環境省阿蘇くじゅう国立管理事務所からの依頼により、

南阿蘇西小学校の3年生23名を対象に

草原環境学習を実施!

小学生は南阿蘇西小学校の体育館、大学生はWeb会議を用いた遠隔での講演での実施でした。

今回の講演では、阿蘇は箱舟プロジェクトが製作した紙芝居「オオルリ君の小さな冒険」をアニメーション化し、オオルリシジミのオオルリ君が突然いなくなってしまった赤牛を探し冒険する話を題材に、オオルリシジミや赤牛と除草活動との関係について解説しました。

また、プレゼンテーション機能を活用し、オオルリシジミの生態や阿蘇の農業と自然環境についての概説、プロジェクトの活動紹介や各活動の体験談を紹介しました。

参加した小学生からは、オオルリシジミの幼虫の形や寿命について、阿蘇の草原の維持方法やパトロール方法など、多くの質問が飛び交いました。

プロジェクトリーダーの永野智大さん(大学院農学研究科1年次生)は、参加した小学生の様子について、「子ども達はよくメモを取っており、質疑応答ではよく手が挙がっていた。クイズや呼びかけに対してもよく反応を返してくれて、「楽しかった」という感想もいただいた。」と話しています。

今回、プロジェクトで初めてのオンライン企画の試みでした。

今まで野外での活動が中心であったため、自分たちの活動を形に残すことが少なかったですが、この企画で、アニメーション等の新たなものを制作する良い機会になりました。また、今までは地域の方々に依頼される活動は少なかったですが、この機会にご依頼いただけて非常に良い経験になりました!

最後に当日の様子を載せますね

 

マメハンミョウ

マメハンミョウ
学名: Epicauta gorhami
分類: 甲虫目ツチハンミョウ科
体長: 12~18mm
分布: 本州~九州
時期: 7月下旬〜9月
特徴:
幼虫はバッタ類の卵塊に寄生する。成虫は晩夏に発生する。体内にカンタリジンという毒をもつ。

オオスカシバ

オオスカシバ
学名: Cephonodes hylas
分類: チョウ目スズメガ科
体長: 50~70mm
分布: 本州~沖縄
時期: 5月〜10月
特徴:
ホバリングしながら花の蜜を吸う。クチナシの葉に卵を産み、幼虫は地中に潜り蛹になる。羽化直後は翅に白い鱗粉がついているが飛び立つ時振り落として透明になる。

ベニシジミ

ベニシジミ
学名: Lycaena phlaeas
分類: チョウ目シジミチョウ科
体長: 16~19mm
分布: 北海道~九州
時期: 3月〜10月
特徴:
幼虫の食草はスイバやギシギシなどで明るい草地を好む。幼虫で越冬し1年に3回以上発生する。オスは飛び回るのではなく1か所に留まりなわばりを作りメスを探す。